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こんにちは。心理学の元講師クラプです。
告白といえば一旦のゴール。
これまでの積み重ねの結果がでるときよね。
なのでもちろん成功させたい。
でも困ったことに、人はそのときの心理状態で判断がめっちゃ変わる生き物。
「今までうまくいってると思ってたのになぜ・・」みたいなこともあったりする。
なので告白のときは、OKを言いやすい心理状態に誘導しておかなければならない。
今回はそんなときに使えるスキルを紹介していくよ。
告白で「いいよ」を引き出す心理誘導スキル。
ぜひ参考にしてみてね。
告白で「いいよ」を引き出す心理誘導

心理誘導っていってもやり方は簡単。
具体例つきで解説していくね。
1、ラベリングする
告白の日は、こんな言葉を事前に投げかけておこう。
告白の成功率を上げるラベリングの例
・○○さんってノリいいよね
・○○さんって決断力あるよね
・○○さんって好奇心旺盛だよね
これだけで告白の成功率がグンとアップする。
「は?」って感じかもだけど、なにげに効果が高いのよこれが。
これは「あなたってこうだよね」というラベルを貼るラベリングっていうスキル。
人はラベルを貼られると、なんとその通りに行動しやすくなっちゃうのだ。
「そんなことある?」って思うかもだけど、実はぼくたちにはすでにいろいろなラベルが貼られていて、その通りに行動してたりする。
たとえば「A型は几帳面」ってよく言うじゃない?
でも血液型では性格は決まらないっていうのが今の科学の答えなのよね。
「でもA型って几帳面な人多いじゃん」って思うかもだけど、これこそがラベリング効果だったりする。
A型はこうだよってラベルを貼られ続けた結果、そういう行動を無意識でとるようになったのだ。
他にもトイレとかでよく見るこんな張り紙でも実はラベリング効果が使われている。

こんなふうに言われたら「きれいに使おう」って思うよね。
これは「あなたはいつもきれいに使ってる」というラベルを貼ることで、きれいに使う行動に誘導する狙いがあるのだ。
これでもし汚してしまったなら、なにも書かれてなかったときよりも罪悪感を感じると思う。
「私はトイレをきれいに使う人だ」という潜在意識と反するからね。
ちなみにラベリング効果が使われてない張り紙だとこういう感じ。

かなり違うよね。
なので普段から「慎重なタイプだよね」とか「言いづらいこともはっきり言うよね」なんて言ってると、告白にNOを言いやすいラベルが貼られてしまうのでヤバい。
「YES」に誘導するラベルを貼らないといけないのだ。
それが冒頭に紹介したこれ。
告白の成功率を上げるラベリングの例
・○○さんってノリいいよね
・○○さんって決断力あるよね
・○○さんって好奇心旺盛だよね
こうやって言われると、「あーわたしってそうなんだー」と勝手に思い込んでいく。
それが無意識のうちに行動に現れるようになるのだ。
なので告白の日に向けて普段からこういうラベルを貼っておく。
告白はすでに始まっているのだ!
2、イエスセット
イエスセットは、小さなイエスをたくさん積み重ねるほどイエスを言いやすくなっていくっていう心理。
これはもうそのままで、普段からイエスをたくさんもらっておくだけ。
するとあなたに対してどんどん肯定的な心理状態になっていく。
たとえば目の前の人がなにも言わずにスマホを触るよりも、「ちょっとメール確認していい?」って一言断ってからスマホを触ったほうが、その人に対して肯定的な気持ちになれると思う。
これはあなたが心の中で「イエス」を出しているからなのだ。
これがイエスセット。
簡単でしょ。
もっと簡単にイエスを引き出す方法は、相手の言ったことをオウム返しするってやり方。
こんな感じ。
オウム返しでイエスをもらう例1
このサラダおいし〜
ほんとだ!おいしいね〜(オウム返し)
うん(YES)、おいしい。
オウム返しでイエスをもらう例2
この前さ〜映画見に行ってきたんだけどね
へ〜映画見に行ったんだ?(オウム返し)
(そう)それでさ〜(心の中で思っただけでも効果あり)
さらにこれよりももっと簡単なやり方もある。
当たり前のことを言うだけ。
当たり前のことを言う1
今日暑いね。
うん。(YES)
当たり前のことを言う2
これおいしいね。
うん。(YES)
YESになりそうなものならなんでもいい。
めちゃ簡単でしょ。
イエスの回数は告白までに5回もできたら効果抜群よ。
ちなみにこれはデートに誘うときなんかにも使える。
誘う前にYESをもらえる質問を入れれば、すんなりOKがもらえたりするよ。
デートのお誘い
そういえばパスタ好きだっけ?
うん(YES)。
パスタがありえないくらいうまいお店見つけたんだけど、今度いく?
ほんと!?いきたーい!
イエスがほしいときは、本命のお願いの前にイエスをいくつか引き出しておく。
イエスは世界で一番肯定的な言葉って言われてるからね。
あなたに対して肯定的になるように普段からイエスを引き出しておこう。
3、メッセージを繰り返し会話に埋め込む
これは何気ない会話の中に特定の単語を繰り返し放り込んでいく方法。
どんな単語を放り込むかっていうと、「非現実」を連想させる単語。
たとえば・・
・もし〜だったらさ
・なんか夢みたいだね
・こんなんありえないよね
こういう単語を繰り返し使っていると、不思議と今の時間がなにか特別なものに感じるようになっていく。
たとえば「暗い」とか「落ちる」みたいな単語をずっと聞き続けてると、なんとな〜くネガティブな気分になっていくじゃない?
単語には必ずなにかしらのイメージがあるから、聞いてるだけでそのイメージに意識が引っ張られていくのよね。
だから会話の中に「もし」とか「夢みたい」とか非現実をイメージさせるような単語を繰り返し埋め込んでいくと、いまの時間を特別なものに感じやすくなっていく。
すると「今のこの時間がもっと続けばいいのに」って思ってもらいやすくなる。
つまりOKをもらいやすくなる。
まとめ

言葉って思った以上にパワーがあるのよね。
だからこそしっかり選んでいかないと、知らぬうちに「NOを言いやすい心理状態」を作ってしまっていることもある。
ぼくは講師をしていたけど、登壇するときは言葉のチョイスをめちゃくちゃ意識してた。
せっかくお金払ってきてるのに、ぼくの話し方一つでインプットしづらい心理状態になっちゃったら申し訳ないからね。
たとえば自己紹介するときも、いきなり始めずに「ちょっと自己紹介させてもらってもいい?」っていちいち聞いたりする。
そうやって相手の心の中にYESを生んで自分を受け入れてもらいやすい心理状態にさりげなく誘導していくのだ。
するとセミナーが終わるころにはかなり信頼関係が築けてたりする。
こういったものは潜在意識に刷り込まれていくので積み重ねるとかなり強いよ。
もしも余裕があればぜひ試してみてね。
ということで今回は以上!
またね。